オンラインコンクール(国際)で気をつける事!
こんにちは。
もはやオンラインコンクールが普通になってきている今、どこの場所、どこの国にいても国際コンクールに参加することがたやすくなりました。昨年12月にイタリアで行われたコンクールでは、日本人の参加者もいました。
そこでオンライン国際コンクールに参加する際の注意点を書きたいと思います。
この日本人の参加者は若いカテゴリーで、きっと日本でもコンクールをやっているのだろうな、という準備をした演奏でした。
で、結果はというと
無得点(審査外)
なぜかというと、コンクールの要項規定をしっかりと把握していなかったからです。
オンラインコンクールではビデオのエディティングは一切無し、なのが普通です。
カメラを固定し演奏者の顔や手、足元(ペダル)がしっかりと見える状態で録画したものを提出します。
それに加えて各コンクールでの規定があり、ビデオの収録画像内にコンクールの名称を記載した紙を必ず入れる、とか、演奏前に規定に書かれている「私◯×は第◯回コンクールに出場いたします」などというような宣言が必要だったり、いろいろあります。
審査する側としても全員を同じ条件で生で聞くわけではないので、ある一定の条件を参加者に課して審査する必要があります。
なので、オンライン国際コンクールに参加を決めた場合、要項規定をよくよく熟読してください!
どんなにいい演奏でも規定を満たしていない場合審査外になってしまうので、かけた時間と努力が無駄になってしまいます。参加者のみならず、それを一緒に検討する先生方も注意をして内容を把握する必要があります。
どんなに小さなコンクールでも、結果で生徒は一喜一憂するのです。それが、規定を把握していなかったがために審査から外される、そういうアクシデントはないようにする、これはとても大切です。
この日本人の方はまだ十代でしたので、先生の注意が足りなかったのだと思います。
特に英語表記以外の国のコンクールは、その国の言葉が基本になるので十分に把握して挑戦してくださいね。
大切な芽を無駄にしないよう、慎重に選んでください。
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