ピアノ選定
こんにちは。
3月になりました。早い!
日中はだいぶ暖かくなり、過ごしやすい気候に変化してきていますね。
みなさん、いかがお過ごしですか?
先日、ビデオ収録のためにピアノ選定をしてきました。
三角に置かれたファツィオーリ3台から選びました。
選定といっても、私が選定する時は私は弾くだけ。あとはその場にいる人に選んでもらうのが大体のパターンです😅
日本の自宅のピアノ選定の時もそうでした。私がパラパラ弾いて、同行人がその響きを聞いて選ぶ、というスタイル。
今回も然り。
しかもこの3台、全〜く異なる性質のピアノで比べようがない。
音質はもちろんながら、アクションの感触も全然違う。そのピアノによって演奏を全く変える必要があるくらいそれぞれの楽器の気質が異なっているので、第3者に任せました。
結局選んだのは新たにファツィオーリ工場から来たばかりのピアノで決定。
写真の真ん中の子です🙂
久しぶりにピアノコンチェルトに耐えられるピアノだなと思ったくらい、ものすごい幅のある響きを出せる子でしたね。
そしてイタリアピアノらしい明るい響き🇮🇹
底抜けな低音、クセのない素直な美しい響きの中音、私にはキラキラすぎるかな?と思うきらびやかな高音を持っていました。鍵盤アクションはまだ若いのでちょっと慎重に手の使い方を弾き分ける必要がありました。
それにしても、これだからファツィオーリピアノは面白い。
その分、危ないピアノでもあります。
スタインウェイだったらある程度聴き慣れた表現になるところが、ファツィオーリだと奏者次第でいくらでも危険なピアノになりうる。すべてのファツィオーリがそうだ、というわけではありませんよ。例えば使用するのがもし室内楽だったらそれに合わせたものを選べば良い、という意味です。
こういう楽器との出会いは、ホント、ワクワクします😍
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