プレッシャー
今我が家に、精神科医の生徒さんが来ている。
なぜお医者さんって楽器をやる人多いんでしょうね?
あと、数学者も多い。
少なくとも私たちの生徒さんの統計的にはね。
その精神科医の生徒さんが言っていた。
コロナ禍になって自分を見いだせない人がなんと多いことか?
コロナで生活が変わっただけで、自分自身を見失っている人がものすごく多いそう。
なので、この数年で患者数が何倍にも増えたと言っている。
私も思うことですが、みんな、自分にプレッシャーかけすぎじゃないかしらね?
周りとの交流が以前のような形から変化したことで、実は問題にするべきことではないことまで執拗に問題化して、自分にプレッシャーをかけてしまう。
そんなあなた、思い当たりませんか?
でも実はあなたのしていること、考えていることなど誰も気にしていなかったりする。
気にしているのは自分だけ。
つまり、ナルシストであればあるほど勝手に自分で思い込んで「こうではないのに」と呟く。
自分に問題を課すことで本当の自分はこうではないんです、と理由を見つけたようにしてホッとしている。
逃げだ。
本当はさ、そこじゃないかもよ?
自分で今やることをやる。
できることをやる。
それでいいんじゃない?
ヨガをやりたい!と思っていきなり始めたって、硬い体じゃお手本のような美しいポーズを取ることはできない。
毎日の積み重ねから生まれるもの。
あの曲弾きたい!と言っていきなりインテンポで演奏しようとしても、まず音を知らなければ弾けないのと同じ。
やってもいないのに、自分には合わないな〜なんて放り出す、最短距離で結果を得ようとする。
まさしく今よく言われる
時短。
いいこともあるけど、ことによりけりじゃないかな。
そこでできなかった時、自ずから自分にプレッシャーをかけているんだよ。
都合のいい夢の中から目覚めよ。
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