カササギ



今日、病棟の窓際にカササギが来た。
部屋の中を見ては歩き回っていた。


その時スマホを持っていなかったので写真は撮れなかった。
ひっそり動いてスマホを取りにいこうと動いた途端に飛び立った。


しばらくして窓際で待っていたら再び現れた。スマホを構えようとすると飛び立った。


そんな事が何度か続いて、興味を持ちカササギについて調べてみたら、


日本(アジア)では七夕で欠かせない幸運の鳥。
キリスト教圏ではイエスが亡くなった時に悲しまなかったという悪魔の鳥。


マザーグースにかかると、何羽かによって不幸から幸福に変わる。



なんでこんなことを書いているかというと、今朝予定されていた生体検査は直前で中止になった。
その時の理由は自分にとって嬉しい報告だった。



そして数時間後、2人部屋であるこの部屋にお隣りさんが入ることになった。
アラブ系の女性だが、部屋に横になった途端に彼女のビデオ電話がなった。



ここからが拷問となる。
ビデオ通話なので音はこちらまで丸聞こえ。聞いたところで言葉が全くわからないが、あちらの家族何人いるの?というくらいいろんな年齢、生別の人がものすごい勢いで喋りまくる。というか、叫んでいるように聞こえる。静寂だったこの部屋が一気にある一家族の中に放り出されたようだ。


しかも2時間ぶっ続けだ。。。。
これには本当に参った。


大体、入院1日目というのは誰でもクレイジーになりやすい。
彼女もその数時間経ったあとその時が来た。
今度は電話で泣きながら訴えている。


日本人と違い声のトーンが大きく良く響く。


あと何日かな、退院。






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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