バッハのインベンション
バッハの2声インベンション。
今日レッスンに来た大人の生徒Mさんが持ってきてくれたのがこれ
↓
これはアメリカ🇺🇸のアルフレッドという出版社が出している楽譜に載っている表です。
左からメトノロームで四分音符/八分音符/四分付点音符というように速さの指標が示されています。
そしてビショッフ版とツェルニー版での表示、そのあとは歴代な演奏家によるレコーディングの速さを表示してあります。
このグラフ化して学ぶところが非常にアメリカらしいな、と思いました。
五嶋みどりさんがジュリアードで学んでいた時に、D.ディレイ女史が歴代の演奏家の演奏を聴き比べて、速さやそこから生まれる表現を研究しなさい、と仰られていたという話を思い出しました。
今でももちろんさまざまな演奏家の演奏を聴いて分析したりすることがあると思いますが、グラフ化しているところが一昔前のアメリカを感じさせますね。
日本もそうですがアメリカにとってクラシック音楽はまだまだ若い文化で、研究の方法がこのような形で現れていたというのは興味深いことです。
実際にそれぞれの速度で弾いてみると面白いですよ。
きっと新たな発見が出来るかと思います。
Mさん、どうもありがとうございます♪
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