年末に思う「シンプル」


はて?


今朝のラジオからはドボルザークの「新世界」が流れていた。
なんとも終楽章はNHKの大河ドラマに出てくるような、良い意味で大衆的なモチーフと旋律が天晴れな曲ですね。


また奏者のアナウンスを聞いてこれまた感心しました。意外なオケと指揮者のライブ録音でした。イタリア国立サンタチェチーリアをSir.パッパーノが率いていました。
この指揮者はこれまで特別に感心したことがなかったのですが、素晴らしいものは素晴らしいと認める、新たな発見で嬉しいことです。



そう、最近涙脆くなりました。
音で感動して泣くことが多いです。
シンプルな響きの中に潜む圧倒的な美しさに。
結局のところ、名曲はやはり時代を問わずに心に響くのですね。


昨年(というか今年2022年)響きが複雑な物を研究し続けて、耳と頭から吐きたくなる想いをしたせいか?きっとこれらの曲はまた別の機会にお披露目する日が来ると思います。


大体は1〜2年前に学んだ曲が翌年翌々年にプログラムに乗ります。演奏する年には次の年の曲を学んでいて、ほぼ直前に勉強はしません。勝手に放って自然発酵させ舞台へ上がらせます。


ところが!来る2023年はガラッと変わった新たなプログラムを準備しています。2022年がブラームス、2023年は2月バッハ、6月は???!
日本で2月と6月にお会いしましょう。



では、みなさん良いお年をお迎えください。


数日前に訪れた山🏔
美しいです。







ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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