楽しくて仕方ない



ホールリハーサルはめちゃくちゃ楽しかったです。



結局通したのは85分の一度だけ。そしてその後はあれやこれや演奏してピアノの性格づかみをしてきました。


でもそれが1番楽しい〜



いろいろな作曲家の曲を演奏することで、そのピアノの持っている性質や声、癖や特徴、得意なことと不得意なことなどなどわかってくる。そういう引き出している時は本当に楽しい。もちろん通した時も楽しかったですよ、でも最初のうちは探りながら演奏したのでコンサートではこう弾かないだろうな、というものでしたが。
でも先に進むにつれピアノの性格が掴めてくると、そろそろ一緒に遊ぼーぜ!となる。



各各変奏で今までにやったことのない表現をしたものでも、正直覚えていない。
本当に、その時その時の前からの波動で次の変奏のインスピレーションが湧いてくるので、あれが面白かったから同じようにやろう、なんて考えたらそこでお終い。オリジナル性は掻き消される。


なので、こうしよう、とは決めないことに決めた。



やっぱりね、コンサートグランドは楽しいのだ。そして舞台で音を生むことの醍醐味ったら、他のことに変えられない瞬間だよなぁ〜と改めて思ったホール弾きでしたとさ。








ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

0コメント

  • 1000 / 1000