光る才能



昨日の主人のリサイタル、ショックでショックで、、、聴いている間中涙が溢れて止まらなかった。




これよ、真似できない本物の才能って。



チェンバロからフォルテピアノへの両時代に股がけたガルッピ。
何という真珠のような音達。
そしてその音の並べ方(音の使い方)に一流ピアニストのセンスが香る。



大ショックなショパン。
ルバートってこういう風に使うことで曲の圧倒的な推進力を生ませることができるのだ、、、。




リストの音回しってはっきりとした口調がある。そしてそこから生まれる無限大の音の広がり。ただ五万という音を弾きゃ〜ok、なんていう低次元のリストが多い中、別次元、圧巻。
これがリストだ、、、と再認識させられる、甘さ、艶、力強さ、緩みと怒涛、ナルシストとレアリスト、、、キリがないわ。





なんだかなぁ、、、、
あまりの才能の違いに打ちのめされる。



でもその演奏を聴けたことに心から感謝し、さらに研鑽していくしかないわ。




そんな今日、自分の音の意識に耳を傾けてみた。すると私のレパートリーが衣替えのように色を変えた。
昨日の主人からの教えが少しでも私に光をくれたのだろうか。





ありがとう、G.M.マッサーリア



これほど近くにいつもある星が、ある時突然光る。
それを見逃してはならない。
彼から目が離せない。









ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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