聞く



少し前にYouTubeで年代の近い日本人ピアニストを聞く、と書きました。


その後自分で学んで、自分の音楽になってくると、今度は一切聞かなくなります。
その人の演奏が憧れる演奏であっても
最終的に自分が生み出す音楽は異なるから。


それとはまた別の話しになりますが、
“聞いている”時と“聞き取れる”時、
この差は演奏に反映してくる、
と思います。
弾けるようになると、なんとなくこういう感じ〜で聞こえていた部分が、明瞭に聞こえて理解できるはずです。
逆を言えば、弾けない所は
まだ聞き取れていない所であることが多いです。


ほら、語学もそうじゃないですか?
聞き取れるものは自分も話せる、
そんな感じ。



例えば私の場合、
アメリカ英語を聞き取るのは苦手です。
私の発音はどちらかといえばイギリス英語“寄り”です。
だって、アメリカ英語、
早いし、口の中でワウワウRが溢れて
聞き辛い😅



だからアメリカ英語を話す友人と
意図的に時間作ったりしてみるときもあります。



音楽も全く同じように思います。
ないですか?

ある日弾けるようになったことを自覚した時
今まで聞いていたお気に入りのCDが
明瞭に聞こえた、という現象。



自分で演奏していて、
自分が曲に追われずに、
曲が自分についてくるようになったら
聞こえてきた表れです。




さてと、勉強するか。





↑どんなに寄っかかっても倒れない
デザインチェアー



そういう演奏になりたいものです。







ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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