魔のリハーサル
リサイタル1週間前にホールに出迎い、リハーサルを設けました。
あそこのホールには2台ピアノが常置されているので、今回の目的はそのピアノ選定と楽器の性格を知るためでした。
普通のリサイタルやコンサートではあまりこのような機会は設けないのですが、今回実は主人(彼もピアニスト)が本当はこのリハーサルに立ち会ってくれる予定だったので予約を入れたのです。でも実際には彼は来日しなかったので母と途中友人が立ち会ってやりました。
これが良かったんだか、悪かったんだか。
結局ピアノを選定することが最後までできず、悩みに悩んで帰宅の途に。
翌日にはそのショックからかストレスからか熱まで出すほど、魔のリハーサルとなりました。
それから3日半、リサイタル前だというのに自宅のピアノにも触れることができませんでした。
準備してきたことが、まるで違うものになってしまう、、、、というショックで😓
もう、曲変えてしまおうか?と思ったほど悩みました。
こういう事ってあるんですね〜。
私は根本的にどんな状態のピアノでもそれで演奏することに慣れている方?だと思います。でも今回は違った、、、、、、!!!途方に暮れました。
でもある方からのメールを読んで、氣持ちを持ち直すことができました。救世主だわ🙌って思いました。有難うございます!
そして新たなアイデアが浮かび、準備や解釈を2日間で随分変えました。
で、当日に至ったわけです。。。
私のこれまでの演奏を聴いたことがある方で「今回はいつもみたいにピアノを豪快に鳴らさないで弾いてましたね」と。その通りです。
普段弾く半分から3分の一くらいのf(フォルテ)で演奏を設定し直しました。
ピアニストとオルガニストくらいかな、自分の準備が当日の楽器によって演奏を変える必要があるのは?哀しいやら、切ないやら、これまでの準備をどうしてくれるの!?と言いたいところですが、こればかりは仕方ない。
でもおかげさまで自分のやりたいことも違う形でたくさん出来たので、ホールとピアノに感謝です。
忘れてはいけない、調律師のNさん!
当日はピアノの調整をしては私が試し弾き、調整し直しては試し弾き、、、と何度も部分調整をお願いし、私の理想に近づけてくださいました。彼なしではあの夕べはなかったと思っています。
それにしてもNさん、「今回は真面目に弾いてるね?いつもなら調整終わって10分くらいしか弾かないのに😅」と。和かに、でも文句一ついうことなく何度もこちらのリクエストに応えてくださいました。
本当にありがとうございました!支えてくださっているみなさんに心より感謝しております🙏
次回はどんなプログラムにしようかな?の前に、どこでやろうかな?を考える必要がありそうです。情報収集しなきゃ!!
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