一流から学ぶ
私はあまり普段音楽を聴きません。
特に現時点で勉強している曲は聴かないし、新曲を探している時もYoutubeやCDなどで探すことはほぼないです。
それはその演奏に影響されたり、頭の中に表現が残るのを避けるため。
でも自分の専門でないものは興味深く見たり聞いたりするのが好きです。
お気に入りは声楽。
音楽の基本は歌、であると思っています。
だから学ぶところが沢山あります。
一流の声楽家の演奏はもちろんですが、レッスン風景などは本当に学ぶことが多いです。
ミレッラ フレー二女史のマスタークラスは、思いつくとたまに見ています。
彼女はイタリア人なので、どこの国のマスタークラスでもイタリア語で指導します。
なのでイタリア語がわかるとこれがまた面白いんですね。
時には毒舌とも言える言葉で包み隠さず指導をしますが、でも一流ならではの劇場での声の在り方を指導します。
もちろん声楽ですからピアノと何が関係あるの?と思いがちですが、音楽の停滞、推進にとても同じ共通点を見つけます。また声楽のみならず多くの演奏で在りがちな表現の陥り方。これは私もいつも同じように思うので、自分がレッスンをする時に生徒さんに指摘することが多いです。
今日は彼女が言っていた音楽の動きを意識しながら楽曲を見直してみました。う〜ん、もしかしたらこれで解決できるかもしれない?と思ったところがいくつあったことか!?
そしてイタリアで得した!と思えるテレビ番組もあります。
明日からはリッカルド ムーティー氏がオペラを仕上げていく、しかも若手の指揮者を相手に指導する番組が毎週木曜に放送されるらしいです。
ムーティー氏のオーケストラを指導する番組は前にもありました。そちらもとても興味深かったので今回も楽しみです!
一流から学べる環境が、実はいろいろなところにある現代。
利用できる環境はどんどん利用したいものです。
大切なのは学ぶ、ということ。真似るのは学び始めた初期には必要ですが、そのあとは理解力をいかに身につけるか?ですね。
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