コンクール、コンクール、コンクール‼️



こんにちは。


コロナ禍になった世界中では、コンクールさえも形を変えつつある。


今の時期、こちらイタリアというか欧州ではコンクールが全てと言っていいほどオンライン化してきている。
ユトレヒトで行われている国際リストコンクールだってオンラインしているというのだから、コロナの影響は凄まじい。


現在GMMPIANOアカデミー内では3名がコンクールの準備に追われている。
年齢は20代から40代までの生徒さん。


来週末までにオンラインの動画を収録する必要がある。
それもそうだけれど、レッスンもオンラインだけでやっているので生徒さんたちも大変だ。


生徒さんそれぞれタイプが違うので、来週に出さなければいけないという直前でもダメな物はキッパリとダメ出しをする。プログラム変更は潔くしてあげる必要がある。
逆に、一次予選での課題の一つにあるエチュードなどは意外と直前に決めたりする。
3人のうちの1人は、一昨日これにしようかと思う、と言ってショパンのエチュードを引っ張り出し、1日、2日で仕上げた。


それぞれの個性と適応能力で判断する。


指導をする側はまた違った意味で慎重にならなければならない。
何回選とあるコンクールを受ける時、一番重要なのは本選に残ること。
最終目標としてここにたどり着かないと受けた意味すら薄れてしまう。


なので、昨日は心を鬼にしてダメ出しを出した。
どんなに好きな曲であっても、どんなに思い入れがあっても、今、の状態で判断しなければならない。
難しい曲を演奏すれば評価される、というのは思い違いであることが多々ある。


そういう意味でもコンクールというのは難しいんですよね。


みんな、自分で納得のいく結果が出るよう頑張っています。
ガンバレ📣






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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