100年前のアイコン



今でこそネット上のアイコンや、自分のサイトでのバナーなどコンピューターで作るのは普通になっているけれど、今日は我が家で見つけた100年前の目印。



こちらイタリアでは、女性ならば嫁として嫁ぐ時、また男性ならば結婚することで実家から独立する時に、シーツ類、タオル類などそれぞれの実家家庭が新しい生活に必要な布製品を持たせるという習慣があった。
そしてその一つ一つにはイニシャルが手刺繍で施されている。


その美しいこと!



ご紹介するのは主人のお父様、お母様、そして主人と同姓同名の叔父様のイニシャルです。



なんとも、素敵な時代がここに残っているなぁ〜と感じました。
あまりに美しくて使えないで私たちの時代に残っているという、これまた奇妙な時代物になっています。


また布が素晴らしく良質なのです。
現代では手に入れようとすると高額で迷ってしまうような高品質。



親の持つ、子に対する大事な気持ちをそのまま生活用品の中に伝えている、そんな優しさが見て取れますね。






暖かい時代だなぁ。



ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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