今がチャンス


大体、入院している時は私の集中学習時。


だってやること何もないから。


一番最初に入院した時はシューマンのピアノ協奏曲を勉強した。3週間後に本番を控えてたっけ。


楽器に3週間触らずに本番、どうしようか?と思いながら、でも現実的にどう考えても楽器上では勉強出来ないのは周知の事実。


病棟にラジカセと楽譜を持ち込み睨めっこ。
それしかできないから仕方ない。



本番に合わせて退院をさせていただくことに。前日のゲネプロだけ特別外出許可を得て、また病院へ戻る。そして翌日本番日退院し、家にドレスを取りに行きいざ会場へ。



無茶やってたよね。


退院したばかりの干からびた、筋肉の落ちた体でよくやったもんだ。
おかげで、シューマンのピアノ協奏曲は私にとって特別な曲になった。




2013年だったか?手を動かせられなくなった病いの後、リハビリ同様で復帰しないか?とオファーをいただいて演奏したのもシューマンのピアノ協奏曲だった。


この曲には私の身体との歴史が詰まっている。



今勉強している曲はどうかな? アンコールかなんかでサラッと弾きたいな?な〜んて企んでいる。

アンコールにはちょっと長いかな?



そんなことを考えるだけでも楽しい🙃





ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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