the Voice Senior



イタリアのテレビ番組です🇮🇹



the Voice-senior



若い歌手を探すのではなく、シニア(ほぼみなさん50歳以上〜88歳まで出てる)❗️



これが面白いのです!



平均年齢が60代じゃないかな?みなさん本当に上手い‼️
何がって、歌う技量があるのはもう当たり前、そこに歳を重ねた味のある声、表現力、エネルギー、なんだか若い人よりもすごいパワーですよ⁉️
ジャンルはほぼ80%がロック‼️です!




それにしても共通することは同じですね。
歌なのでピアノとは違う部分もありますが、基本は同じですね。



まず、声。
歌い手の楽器は声そのもの。声に魅力があるかないか?は判断の一番重みがかかるところではないでしょうか?
そして技術。技術がなくては表現したいものも表現できませんからね。
表現力。ここが若手と大きく違う。技術で賄う表現力とは別に、光や影、艶や落ち着き、言葉の重み、経験からくる言葉の言い回し、とにかく表現力が圧倒的に豊かでびっくりです。
そして最後に、これらのことをひっくるめた上で引き立つ言葉と音からフュージョンする朗読力-説得力です。



人間の声ほどに説得力がある音はないとおもわれます。
人間の声には言葉がある、そこが自然の音や動物の音との違いです。
言葉をどのように使うか?



私も主人も生徒さんによく言います、音で喋るようにと。
ピアノは音色がたくさんあり音域も広く繊細なものからダイナミックなものまで表現のできる楽器です。
でも管楽器のような表現力に繋がる息はない、弦楽器にある一音で抑揚をつけられる弓もない、歌い手にある声がない。
一番痛い欠陥が鍵盤楽器/打楽器であること。
鍵盤を押せば意思なくとも音は出る。だから下手すると楽器の中で一番メカニック、機械的になりかねない危険な楽器がピアノですね。



私はこのthe Voice Seniorを見るたびに感動し、たくさんのことを学びます。
何が足りないのか?
何が共感を呼ぶのか?
何が鳥肌を立たせるのか?
何が魂を揺さぶるのか?


疑問を投げかけ、疑問を分析することで自分の音楽にも息吹を入れる。





こんな素敵なSeniorになりたいです。
まだまだだなぁ😅











ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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