今、Shigeru Kawai と言えば



彼、アレクサンダー・ガジェフですかね。



昨年のショパン国際ピアノコンクールで2位になり、数年前の浜松優勝に輪をかけて一躍スターになりました。
この秋も来日が決まり、全国ツアー完売だとか!?すごいなぁ〜



実はこのガジェフ君、みなさんご存知の通りスロヴェニア/イタリア国籍です。
彼のお父様はヨーロッパで有名なピアニストです。お母様もとても優秀なピアニスト。言ってみればサラブレットですね。


主人に
私(J):ガジェフが秋に来日するらしい、既にチケット完売だって🎫すごいね〜
主人(M):え?いつ来るの?パパ?息子?どちらが?
(J):いや、今は息子でしょうよ、時の人だもの、
(M):なんだ、パパじゃないのか。つまらないなあ、、、
(J):だって、日本ではパパの存在は知られていないと思うけど?
(M):あんなに素晴らしいピアニストなのに知られてないの?信じられない、、、


という具合。



というのも、パパもママも主人の知り合いなんですね。
特にママはご結婚される前からピアニストとして知っていて、イタリアで彼女をピアニストとして紹介したのがうちの主人だという、面白い経緯があります。


そして、主人や私が出演していたトリノの歴史的な劇場のシーズンコンサートに、ママもパパも出演されていました。

何年前だったかな?パパのリサイタルの時。
何を隠そう、当時8歳だったか9歳だったかのアレクサンダーがパパのリサイタルの前座で演奏したのをよく覚えています。
その時から彼の頭角は既に現れていました。


その彼がいつの間に浜松の覇者、そしてショパンコンクールと世界の一流舞台に上がったのを観て、なんとも嬉しいです。
浜松で勝ったことは実は私たちは知らなくて、数年前に仕事の帰りに新東名の浜松サービスエリアで彼のチラシを見たことで知ったのです。あれ?どこかで観たような〜誰だ???あ!ガジェフの息子じゃないか⁉️ってな具合。




そんなことを思い出すと、同じくアレクサンダーであるロマノフスキーの子供の頃を思い出します。
初めて彼がイタリアに来た時、11歳だったかな?空いた口が塞がらない演奏だったことを覚えています。
まあ、これはまた別の機会にでも書きましょうか?





ヨーロッパに住んでいると、一流になる人の経過を見ることが多々あります。
そういうのってとても面白いし、ある日空から降ってきた星🌟ではないんだな、って思います。
スターになる人は、既に星として生まれ、存在しているのです。
努力してどうこう、というのではないんですよ。
もちろん同時に、ものすごい努力をされているのも確かです。





さて、凡人は自分のできることをやるのみ。
今日も自分の足元見て生きていこう〜





ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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