ポリーニのトリノリサイタル



来週土曜日にマウリツィオ ポリーニがトリノでリサイタルをします。


シューマンのファンタジーやショパンのバラード4番など、魅力的なプログラム!
もう80歳だし、今後機会があれば見落としてはならないアーティストの一人だ。



今年はルプーやトラーゼなど、日本で知られている大家が続けてお亡くなりになった。
ルプーが亡くなる数年前にトリノでリサイタルをした時、聴きに行った若者が「間違えだらけでお金を払った価値がない」と言う言葉を聞いてガッカリした。



全ての人ではないけれど、今という現代は何に価値を置いて芸術と呼ぶのだろうか?と考えさせられた。


話をポリーニに戻そう。
ポリーニは数年ごとに必ずトリノでリサイタルをしてくれる。
そしてそのチケット代は20€-40€である。
つまり換算すると3500円〜6000円という、感覚で例えるのなら2000円-4000円と思ってもらえればわかりやすいだろう。



日本からすると信じられない値段ですが、これがヨーロッパです。



ただね難点もあります。
この値段だもの、、、、発売時に売り切れるのです😓
ポリーニが誰か?も知らなくとも、上層の人たちが発売前に人脈を使ってチケットを買ってしまうので、発売時に残っているチケットを見つける方が難しい、、、。

しかも⁉️主催が市だったりするので、そういう時はほぼ可能性0️⃣となります。


加えて、イタリアには日本のような巨大化したホールはあまりないのです。
今回のリサイタルは私も何度となく舞台に上がったお馴染みの国立音楽院のホール。あそこは何席だったかな?調べてみると686席だそう。音響が最高にいいホールです!

でもね、、、なんだかな。



案の定、今回もチケットゲット出来ませんでした、、、残念😩






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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