オマケ



ピアノ選定を終えたあと、コンサートホールに運び込まれたこの↑コンサートグランドピアノ。
このピアノがこの間のショパンコンクールで使用演奏されたピアノです。
そうです、ブルース・リウさんやマルティン・ガルシエ ガルシエさんなどが演奏したピアノです。
その音色は成熟した人間の声のような艶を持っていました。


ちなみにこのピアノは売りに出さないんだそうです。



このような機会はまず今後ないと思ったので、ちょっとだけショパンのピアノコンチェルトを弾いてみ
ました(と途端に、社長が私が弾いている真横に来て、その音を吟味するように聴いていました)。
いや、、、、凄い楽器です。。。。。言葉が出てこない。
なんとも言えない、ネット配信やテレビなどではこの音色は伝わってなかったな、、、と思うほど、その音色の魅力は魔力的でした。



そしてもう一台。


こちらはファツィオーリ第一号です。かれこれ40年以上前の製作品。
一度は他の人の手に渡っていたこのピアノを、社長が買い戻したそうです。
こちらももちろん売りには出さないピアノです。
鍵盤がまだ象牙。

小さな183?185cmのグランドピアノですが、そこから出る音のつながりは40年を超えても素晴らしく、愛着さえ感じる味がありました。
主人にとっては40年以上前のこのピアノとの出会いがファツィオーリとのつながりになった、思い出のピアノです。音を出した途端に「ああ、そう、この子だった」と昔の友人に会ったようにその音色を再び楽しませてもらえました。
その時社長が言いました、「このピアノに再び手を入れて良くすることはできるのだけれど、今は、何もしていないんだ。15年前に買い戻した時に一度調律しただけでそのままだよ」と。



記念の第一号ピアノから、最新技術で生まれたピアノまで、本当に素晴らしい時間を過ごさせていただけました。
感謝としか言えない素敵な1日でした。
どうもありがとうございました🙏






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

0コメント

  • 1000 / 1000