トリノ鑑賞室〜ラジオから
お久しぶり〜のトリノ鑑賞室です。
ここ数日、朝のラジオをまた聴いています。
この間はグールドとバーンスタイン/ニューヨークフィルのブラームス1番☝️
何がすごいって
オーケストラまでがグールドの音楽観に変わっちゃう、いや変わらせちゃう!
という影響力が半端じゃないですね。
グールドがオーケストラという楽器だったらこうしただろう、
と思わせる演奏でした。
まあでもね、この演奏はこれまで何度も聞いたことあるから
ああ〜そうだったよね〜という感心度。
その前には
何この曲⁉️
内容のまとまりの無さ、
ピアノの弾き散らし、
オーケストラもモチーフの破片拾い、
曲そのものが悪いよな、、、誰この作曲家❓
と思って聴いていたら、、、
ブゾーニではないですか
ブゾーニへの敬意が薄れたわ💧
他の日は
何という変化に富んだ、
それでいてモチーフの繋がりの巧みさは
これただものじゃないな〜と聴いていたら、
リムスキーコルサコフ❗️
すごいセンスの持ち主だったんだわ、、、と感心❗️
そうそう、シューマンのノヴェレッテ全曲もやってた日があった!
1曲目で
何?このセンス悪い歌い回し、、、
と思ったら最後に名前聞いてびっくり‼️
アラウ⁉️本当に❓
彼のシューマンのコンチェルトなんて、
めちゃくちゃ素晴らしいのに、、、
まあね、
どんな一流でも良い時と悪い時がありますよ。
今ドキはいつでもどこでも完璧👌
に演奏するのが上手い人、って
ネット普及のせいで思い込みされてるけど、
それってライブ経験が少ない人が思うこと。
で、今朝。
久しぶりにショパンの練習曲作品25全曲が流れていた。
1曲目から指捌きはレッジェーロで軽いのはわかるけど、
何と言っても音そのものが脂っこい。
どういうことかと言いますと
太い、重い指で深く弾けちゃう人なんだな、、、という意味。
2番も然り。
3:4番なんて手の重さで音が必要以上に叩かれちゃうし、
全体的にショパン弾きじゃないんだな、とわかる。
で、11番の木枯らしが始まり
耳を引っ張られた。
あ、これこそが木枯らしだ。
乾き切った葉が大きな力の風に吹かれ
その乾いた葉と葉がぶつかり合って聞こえるガサガサした音。
最近の木枯らしは、速くて、煌びやか、軽〜いタッチで綺麗。
口先でふう〜吐息を吐いている感じ。
そんなのばかりだからこの曲自体の良ささえ消えていっていたんだけど、、、
そして12番の終曲後にアナウンスされたピアニストは
ゴレゴリー ソコロフ
でした。しかも、ライブ録音‼️
スゲ〜〜〜😳
確かのこのピアニストはCDなどの録音物はそう多くない。
なぜなら録音物よりも生演奏でのライブをご本人が重視しているから、
だそう。
いい演奏聞けて朝からご機嫌になりました。
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