贅沢な午後



主人がイタリア帰国後
私はあちこちで演奏会を聴き回っています。


先週はフランス音楽🇫🇷
昨日はオーストリア🇦🇹はウィーン。


偶然ですが今月初めにもウィーン系のピアニストによるコンサートに伺いました。
全く異なるタイプのプログラムでしたが
今回あらためて演奏法や音楽の視点に共通点があるな、と感じました。



私はパリであろうとウィーンであろうと
ベルリンであろうとミラノであろうと
はたまたアメリカであろうとアジアであろうと
この演奏は〜風だから、、、
と否定することはしません。


聴いているのは
演奏に文化が生きているか?
です。



今回の演奏会ではなんと!
5台のピアノで弾き比べてくださいました!


なんという贅沢❣️😆


そこには普段日本で滅多にお目にかかれない貴重ピアノもありました。
1世紀を超えたピアノから最新のコンサートグランドまで。



コンサートグランドを使用した曲がプログラム最後で、しかも一番演奏慣れされている曲なのがすぐに聴こえて取れました。


でも正直な所、そのピアノから出る音色は眠気を誘いました。
曲そのものは一番メジャーで聴き慣れているはずなのに
聴いていて音色に惹きつけられない。
演奏は素晴らしいのに。


不思議ですね。



楽器が持つ“時“と”時代背景からくる色“が
最新の現代ピアノにはまだ備わっていなかった、
そんな印象を受けました。


でも、それだからこそ演奏が大事なんですよね。


音だけではない時代をも味わうことのできる
貴重で、贅沢な演奏会でした。





ありがとうございます😊🙏




ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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