何の味?
その大昔、
仏教の絵本か何かで読んだ、
鬼子母神という神様のお話。
その鬼子母神に与えられた果物がこれ
柘榴です。
実際には吉祥果だったと言いますが、
当初吉祥果がわからず、柘榴に置き換えられたそうです。
ザクロは血の味🩸
他の子供を拐って喰ってしまう鬼子母神に
お釈迦様が仕掛けた仕打ちは
鬼子母神の子供を一時的に拐うという
反面教師としてのお仕置き。
鬼子母神は自分の子がいなくなったことで
泣き叫び、狂気の沙汰で世界を7周する。
見つからずにお釈迦様に泣いて尋ねると
これまで鬼子母神がしてきた行いについて
お釈迦様が解く。
そこで人の子ではなく
このザクロを食べなさい、
と渡したことから
柘榴は血の味👅と言われたんだとか。
でもね、この説もどうやら日本で作られた話のようです。
兎にも角にも、実際ザクロは食べにくい。
手はまるで血塗れのように真っ赤に染まり、
小さな種を含む実はその赤い果汁を滴らせ
どこか酸っぱいような不思議な味。
酸っぱさを感じる品種と
甘くなっていく品種があるが
私は酸っぱい派。
そんな柘榴、
日本の姉の家の庭に実がなったそうな。
最初は花が咲き
そこから実がなっていく。
長い時間をかけてようやくザクロとわかるまでに成長する。
実がなる木に成長するまでも何年かかるものか。
そう考えると、
人間って
いつまで成長するのだろう?
必ずしも実がなるとは限らないのも
人間。
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