時の人
ある日突然、時の人となる。
有り得ない。
その「時」のためにどれだけの人生の時間を費やし積み重ねた結果が、とある時期に表目に出た。ただただそれだけ。
全米、全豪で優勝された大坂なおみさん。
全豪の決勝戦をみて思った。
彼女がどれだけの努力をしたことだろう、って。
第2セットで勝利が目の前まで迫っていたのに、そこで粉々に崩れた。涙を見せた。あの時の悔しさは彼女にしかわからない。
それでも第3セットで彼女は立ち向かった。
表情から苦しみと時には迷い、諦めが垣間見えながらも、結果を出した。
すごい快挙。
私は試合が終わってからも何となくボーっとして見ていた。
なんて似ているんだろう?って。
何事も結果を出すためには時間が必要だということを、スポーツでも芸術でも他の分野でも同じなのだ、と改めて感じた。
惜しくも破れ、準優勝に位置したクビドバのメンタルは凄かった。見ているだけでわかる諦めの無さ。それは彼女のプライベートでのアクシデント後、どうしてでも試合という舞台に戻ろうという決意が諦めという意識を持たさなかったのだろう。
あまりにタイプの違う決勝者二人が見せた3時間強は、人間の精神状態を見せつけるすごい時間だったと思った。
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