与え、応える
ここしばらく日本にいた期間が多かったので、イタリアの愛しい弟子たちの演奏を久しぶりに聞いてみた。
マエストロとレッスンしているところにちょっとお邪魔してみた。
成長を聞けるのは本当に嬉しい。
この写真の彼女は4〜5年かな?一緒に勉強し始めて。
今、彼女はピアノの音に自分の意思を与えることが出来るようになってきた。
そしてピアノがそれにしっかりと応える。
嬉しいわ〜😭
こうして一人一人の生徒さんの成長と、その彼らから出てくる音を聞くことで感動して涙する私。
先日、日本の方とメッセージでやりとりした際に、料理の話から同じことが音楽にも共通しますね〜と話したばかりだが、まさしくその通り。
イタリア人は(というか西洋人なのかな?)、「自分自身」を学んだ音楽に乗せるのが自然にできる。
レッスンをしていても先生が一方的に何かを伝えて、生徒がそのまま真似するという形態は少なくとも私たちのクラスではありえない。
もちろんある程度の年代までは真似することも大事だけれど、基本的に私たちのクラスでは先生と生徒がよく話す。一方通行ではないのです。
ただコピーするのではなく、体や魂の中に問いかけて染み込んだ物を出せるように指導しているつもりです。
音楽に貪欲であって欲しい。
与えられるだけに留まらず、そこで自分も楽器に対して与えてあげれば良い。
そうすれば、楽器は必ず応えてくれます。
2月には1週間という短い期間ですが、日本の生徒さんがピアノ合宿に来ることが決まりました。
日本で何度レッスンをするよりも、イタリアでの1週間は数ヶ月分の成長が短期間で見ることができます。
信じてついて来てくれる生徒の皆さんに、心から感謝しています。
みなさんの今後が本当に楽しみです☺️
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