4小節でKO👊


こんにちは。


朝食時、イタリアのクラシック音楽24時間専門ラジオをつけるのが習慣です。
朝食時間は定めていないので、そのときに流れている音楽を聴きます。
ピアノだけではなく、器楽、声楽、管弦楽その他もろもろ、何が流れているかわからないので行き当たりばったり。
これが結構面白いんですよ。

先入観を持つことなく聴くことが大切。


昨日はラジオをつけたらブルックナーの交響曲でした。
すでに終楽章だったので、それが終わると続いて流れてきたのが、シューマンのピアノ曲。
曲が流れる前にアナウンスで奏者を言うので、あ!大好きなアラウだ❤️とワクワクしていました。


最初の4小節を聴いて打ちのめされました😮‍💨


その先を聴いても、もうため息ばかり😮‍💨


言葉で表現できない、圧倒的な芸術。
そう、ここでつべこべ言うつもりは全く無いです。


どうやってこの芸術が生まれたのだろうか。。。。。
その人そのものの偉大さが、聞き取れる名演奏。


演奏に気品があふれ、そのアーティストの全てが出る部分、それは音です。
音一つでものを言う。
気負いのかけらもない。
それでいて威圧的なものも一切ない。
驚かせるような見せびらかしももちろんない。というか、いらないのよね。


4小節で十分。この演奏の内容が語られている、圧倒的な伝達力。


音ですね。
音。







ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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