オーディション
こんにちは。
先日はプライベートでオーディションでした。
プライベートで???
そうです。抜き打ちテストみたい😅
会場は我が家。
私は審査する側ではなく、審査される側です。
審査するのはうちの主人。
彼の前で演奏することほど緊張することはありません。
コンサートやコンクールで演奏するよりも何倍も気が引き締まります。
オーディションと書きましたが、実際にはさあ、始めましょう!という形式でするわけではありません。
私がある程度研鑽した時点で通して試演し、それを彼が聴く。ただそれだけ。
とにかく主人の耳はごまかせない。一瞬でも無意識に音を出すと彼はそれに気付きます。
長年、彼の日本人生徒さんのレッスンを通訳している私としては、その圧倒的な審議眼と聞き逃しのない耳をよく知っています。
だから、彼の前で演奏するのは本当に怖いのです。
今日の演奏中、彼はその部屋の中で別の作業をしながら演奏を聴いていました。
それでも決してごまかせないので油断はできません。
でもね、こういう場は必要だし大事にしています。
彼は私にレッスンをしてくれないので、とにかく自分で学んでいきます。
それでどの程度に仕上げられたか判断します。
ある程度形になってきたら主人の前でテスト試演みたいにするのが、私の中での学期末試験みたいな感覚です。
自分が教える立場になると、自分のレベルを保ち続けることはとても難しくなります。
教える人は自分で機会を作らない限り、判断される機会を失うものです。
またそれが長くなればなるほど、判断されることが怖くなり、自分はそっちのけで指導することで分かったつもりになることが多いです。
これ↑、一番危険な指導者が発生する悪循環です。
だからこそ、指導者も常に発表する機会を持つ必要があるといつも考えています。
指導者が自分の中での情報や技術を最新にしておかなければいけないですね。
うん十年前の技術や情報と現代の学生の技術や情報は雲泥の差ですから。
もちろん、いいところもあり、悪いところもありです。両側ともにね。
つまり、更新するを忘れない。
これに尽きますよ〜
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