3週間振りのピアノ



主人が日本に来ているときはとにかく時間がない。
もちろんのこと、自分のピアノを勉強する時間なんて、皆無であります。


そんな昨日、レッスンも終わり、夕飯も済ませ、22時近くではあったけれどちょっと音を出す時間を見つけて、テーブルからピアノの前へ移動。


新曲を読むときはなんとも楽しい時間です。
楽しいって、ワクワクしたり笑ったりという意味ではありません。
学ぶ作業の時間がなんとも心穏やかに過ごせるので、私的に楽しいのです。


しばらくすると主人が無言の差し入れ。
譜面台の所にアフターエイト(チョコミント)。



こういうのが幸せな「一コマ」。



3週間振りのピアノは私が欲する豊かで嘆く音を鳴り響かせてくれた。



一音一音に意思を与える、
最高の作業だ。



今レッスンをしながら、次回のイタリアでのプログラムを一つ決めた。
会場とそこのピアノ、季節を自分の中で一致させる瞬間だ。
訳わからなく弾いているときには出来ない作業でもある。



数だけあてる演奏には、興味がない。



演奏しない時間を作るほど、その後の演奏は面白くなる。




自分がピアノに触ることのなかったこの3週間は、音楽への欲を掻き立てる良い時間と変化した。






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

0コメント

  • 1000 / 1000