生き物である芸術



まさしく音楽ってこれじゃないか?




生き物が一瞬たりとして同じ動きはしない。
吸っている空気が同じものではないのと同じ。


2日連続でコンサートへ行ったことでそれを目の当たりにする。

1日目のプログラムの中で演奏された曲が、2日目のコンサートのアンコールで演奏された。

その音楽はまるで異なるセンスをもって聴衆に語りかけた。



そう、語りが違ったのだ。



語り方が異なることで芸術は全く別の顔を生じさせる。



だから生演奏にこだわるのだ。
もちろんこれは私の中での芸術モットーであるが。




主人がテレビのVTRで語っていたこと、
「演奏はその時つどつどで変わるから、それをその場で聴衆が汲み取って感じるから良いんだよ」
その通りだと思います。




生きた芸術を味わおう。
美味しい時もあれば不味い時もある。
人間だからこそ芸術は生まれる。







ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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