山はまだ



春はもう少し先のようだ。
6℃。
標高1800m過ぎでの光景。


冷たい空気が髪の毛の間を抜けていく。
でも心なしか真冬の凍てつく厳しさはなく、
ほんの少しではあるけれどお手柔らか。


標高3000mを超す彼方の山々は
まだまだ厳しそうな冷たい空気が山を包囲している。
が、そこに太陽が氷を溶かすべく輝いている。



にしても、いい景色だ。



さらに登っていき、進行禁止まで到着。
ここからは徒歩か雪山の特殊車両のみが通行を許されている。




侵入禁止のバーの近くにある大きな岩。
写真で見て私の左側が切り離れた一部であります。


全体像は巨大な岩🪨



リサイタルが終わって、次に進むためのご褒美として自然に帰りエネルギーをもらう。




単純なこのような行動が、日本では出来ない。
コーヒーや紅茶を飲んだ後、そのカスを捨てるように、エネルギーも吐け口が必要だと私は感じる。
カスの上に新たな材料を乗せてはいい物は生まれないと思う。




全て周り続けるのだ。
そして、新たな光を浴びてそれらは生まれ、生きてくる。




帰路には、私の頭の中で6月の曲が流れていた。






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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