新たなかたち/ピアノ弾き


時代と共に変わっていく。




今最も注目されているピアニスト
角野さんとかはまさしく今の
「新」時代を感じさせる方だと思う。




角野さんは東大出身。
つまり音大という枠を持っていない自由人、
羨ましい限りですね。




私の周りのイタリア人生徒さんも
そういう傾向がある。



国際社会情報を学ぶある彼女は、
もちろんのことピアノ専門ではない。
でもね今、バラキレフのイスラメイを学んでいる。




数学教師のある彼は、
毎週のように新たな曲をご自分のインスタで
演奏して聴かせてくれる。
簡易的な曲は一つもない。
学校での教師として仕事しながら
ショパンのエチュードとか
ブラームスのパガニーニ変奏曲、
リストのソナタ
バッハのフーガの技法
その他いろいろ。



この間ご紹介したリサイタルをされた日本の生徒さんも
上智大卒の才女の方。
今となっては音大卒の生徒さんより
「演奏」意識が高く
ご自分の音の空間をしっかりと作り上げることが出来る。




音大卒の人にはない見解や視野の広さは
演奏に現れる。




これからの演奏家は
音大を必要としなくなる気がする。



そうなったら
きっと
もっと型に“はまらない”人材が
出てくるのではないだろうか?






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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