私の本業とは




こんにちは。

音楽家の純子マッサーリア

Junko Massagliaです。




今日は主人の日本の生徒さんとのオンラインレッスンでした。

日本の生徒さんは二人を除いて全て私がレッスン通訳しています。

これがものすごく勉強になります。




私はもうかれこれ何十年と誰にも師事していないのですが、彼のレッスン通訳をすることは自動的に自分のための知識として積み重ねられていきます。

今日のメインはショパンのエチュードでした。




ああ、、、、、、、彼と10代の時に出逢いたかった。。。。。。

自分が10代で伸びる時、今日のようなレッスンで説明を受けていたら、、、

ショパンのエチュードももっと有益に学べたのかもしれない、、、と。


私はこれまで師事してきた先生にいつも感謝しています。

全ての先生がその時の私に必要なことを教えてくださったから。

それでも、彼のような指導をもしも受けていたら、今の私の手は変わっていたかもしれない、と思ったりする。




私は、自分で言うのもなんですが、まあまあそこそこ弾ける手を持っています。

これまで多くの舞台や、そういうチャンスに恵まれてステージに立つだけの技量と運は持っているようです。それは良くも悪くも、自分が演奏したくない時であってもステージに立たなければならない宿命でもありました。でも、だからと言って一世を風靡するような飛び抜けた技量と運には恵まれてなかった気がします。


演奏活動に関して自分が一番挑戦したい時期に病になったり、私の性格は八方美人にもなれなかったし、適当に”それらしく”振る舞うこともできない不器用な性格だし、確実でないのに飛び込んで当たって砕けろ!みたいな良い意味での図々しさを持ち合わせていなかったから。


今でこそ『怖いものないですよね』と言われるように、歳を重ねると共に図々しく生きる術もある程度身につけたけれど、でも私の中で正直すぎる部分が今でもある。



今日のようなレッスンを目の当たりにして、やっぱり私はYouTubeなどでいかにもそれらしく『こうです!』と言い切るようなビデオはやはりできない。生徒さん、人それぞれで『こうである』べきことは変わるし、自分が弾けてもいないのにそれらしく『演じて』ファンを増やすようなやり方も性に合わない。



結局不器用なのか。



それもあって、私は

『ピアニストの純子マッサーリアです!』

と言うことに違和感を感じるわけです。

音楽家ではある、と自分で思っています。



ピアニストとは。



私の本業ってなんだろう?

主婦かな。






ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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