なぜ?



こんにちは。

音楽家の純子マッサーリア

Junko Massagliaです。




イタリアって聞くと、なんとな〜くいい加減なような、

ちゃらんぽらんのような、何に関してもアバウトなイメージ持っている方多いと思います。


かれこれ20世紀にイタリアへ来た私は、列車の時刻のいい加減さに結構痛い目に遭いました。5分10分なんて遅れに入らない、というくらいの遅延っぷり。

1時間、2時間はしょっちゅう、私は8時間遅れた列車に乗ったことがあります。

6時間で到着するところが8時間遅れだから、、、笑うしかなかった。

列車は人間が動かしているんだから、遅れたとしても仕方ないよ、

というイタリア国鉄のおっちゃんたち。

いや、、、、日本も人が動かしているのですが、、、、年間での遅延時間平均は20秒ですよ。

この違いは何???




そして人。

人も、イタリア時間と呼ばれるほどゆるいです。

まあ、迷惑かけなければそれはそれでいいんだけど、、、。




そして今日思ったのはテレビ。

テレビ番組って、プログラミングされてますよね!?

CMの時間だってあるからそれらが組まれているはず。

ところが!

イタリアのテレビ、これも時間通りじゃないんです。

なぜ13:46から始まるはずの番組が、その時間をとうのとっくに過ぎた時間でもその前の番組がまだ放送されているのか?


解せぬ。

日本人の私にとっては。



まあね、イタリア人を知ると分からなくもないのですが、テレビで番組がプログラミングされているそこでも!時間はあってないようなものになるイタリア。



恐るべしイタリア人。



とはいえ、イタリア人の緻密さは世界の中でも群を抜くレベルでもあります。



ありえないような作業をする職人たちはイタリアのお宝です。

あのスポーツカーであるフェラーリでさえ、機械に任せずに人間が作り上げているこだわり。

機械では読み取れない『感覚』が必要な部分があったり。

最新技術を持つ機械がなくても、新発見をしてしまう大学の研究室。

使うトレーがないから、マスカルポーネチーズの入っていたプラの入れ物を使って研究してたり。

でもそれで新発見しちゃうのがイタリア人。




なんだか、『なぜ?』だらけです。



時間にゆるくても、突き詰めるところは”ブレない”。


スローフードの国であるイタリア。

これもイタリア人の気質によくあっていますね。




この矛盾するような、でも実はそれ外にかなっているような不思議な国。

なぜ?の国、イタリア。



そんなイタリアが好きで、性に合っている私。

21世紀だもんね、今は。




ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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