シューマンの魔法




こんにちは。

音楽家の純子マッサーリア

Junko Massagliaです。




昨日は予定通り演奏会でした。

今回数曲新たな表現力を必要とする作品を入れてみました。



シューマンの小品や、ショパンのマズルカなどです。



ここ数年、結構おどろおどろしたテーマの曲を続けて演奏していました。

夜のガスパールとか、ゴイエスカスとか。

華やかとされるリストでもバラード2番だったり。


短調の曲というのは、私の感覚からすると感情移入もしやすいし、曲そのものもドラマチックだったり、メッセージ性の高いものが多いと思います。

なので、演奏する際も意外と集中しやすいというか、入りやすいというのか。



そんな私でしたが、今あえて選んだ小品達。

どの作品も1ページから長くても5ページほど。

その中には影になる重圧感はどこにもなく、逆に木漏れ日のような暖かさや柔らかさ、日常の中のやさしさのようで日常ではない幻想的な空気漂う曲をピックアップしました。

昨日のコンサートは終わりましたが、探究はまだまだ続くと思われます。



その中でもシューマン。


昔から大好きで、ドイツリートをやっていた時から自分が歌い手になりたい、と思うほど好きな作曲家の一人です。

でも、ピアノ曲というと規模の大きなものが多く、どうしても学生時代は大曲ばかりに興味がそそられてしまうわけです。



そんなシューマンの小品達。

今になってようやくお近づけになれた、そんな手応えを感じました。

本当に微々たる違いなのですが、明らかに異なる響き。


自分で出したことのない音が昨日楽器から引き出せたと思いました。


しかも、会場の手違えでピアノが調律されていない状態で、最初どうしようか!?!?と冷や汗かくほどの状態だったにもかかわらず。

でももしかしたら、そういう良い状態のピアノじゃなかったからこそ究極に自分の感覚も極限まで引っ張り出せたのかな?



何はともあれ、魔法がかかったおとぎの世界が広がる瞬間を体感した感じでした。





いただいたブーケ。

この中央の白い花、近づくと微かにほんのりと薫ります。

その香りのように、会場中がその響きと共に息づくのを感じました。



最高の瞬間。




昼間のコンサートは、外の光が差し込んで空気中の粒子まで見えるような暖かさに包まれました。





音楽は、偉大。







ピアノ弾きの覚書

ピアニスト 純子マッサーリアの覚書き、ひとりごと、演奏会情報など、気ままにつづります。

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